2015年1月17日(土)に江戸川区東小松川で構造見学会を開催しました。
天候に恵まれる中、断熱材の充填状況や、主要構造部や接合部、
電気配線・給排水管など完成時には目にできない部分をじっくりとご覧頂きました。
「東小松川の家2」は、
母屋のある敷地の空きスペースを使用し
ネガとポジが反転したような環境での建築となります。
建物形状は敷地形状に寄り添うように雁行しています。
母屋と計画建物の隙間にできた路地を通り
玄関へと至るアプローチ。
前面道路から玄関までは直線距離で12mもあります。
母屋のこれまでの時間と新築のこれからの時間に挟まれた路地は他にない魅力的な場所となるはずです。
間取りは採光・通風をしっかりと確保できる2階の一番良い場所に家族スペースを配し、
長さ5mもの造りつけ吊戸収納・カウンター棚が求心力を高め、この家の象徴になるように思います。
3人のお子さん達が学校から戻ったらまずはここにランドセルやピアニカを置き、
今日の出来事を楽しそうに話し始める。そんな光景が浮かびます。
周囲の視線を遮り落ち着く場所である1階には個室を計画しています。
住宅性能は、耐震性・断熱性・維持管理への配慮・劣化の軽減など
長期優良住宅以上の性能を保有します。
地域型住宅ブランド化事業の補助金を取得する予定です。
また火災保険料の割引を受けるために
木造2階建てでありながら準耐火構造としています。
構造材には柱、梁、桁の大半に和歌山県産材を使用しています。
構造:準耐火構造木造2階建て
外壁:ガルバリウム鋼鈑小波
断熱:屋根・壁 グラスウール/床 フェノールフォーム保温板
敷地面積: | 117.97m²(34.59坪) |
1階床面積: | 45.07m²(13.63坪) |
2階床面積: | 45.48m²(13.76坪) |
延床面積: | 90.55m²(27.39坪) |
設計施工:田中工務店
現場監督:眞壁誠