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狭い土地で快適に暮らすため

東京町家には東京町家ならではの繊細な工夫があります。
それは、敷地に多くの制限があるなかで、様々に求められる性能や機能をうまく組み合わせるためのものです。
少し専門的になりますが、ぜひご一読ください。

狭小地の工夫

狭小地の工夫

道路、隣地間の距離が取れないので斜線規制が厳しく、そのために階高を縮める工夫を徹底して行っています。オーバーな表現でなく、ミリ単位でその工夫を行っているのです。

(1)直天井にして梁を見せて天井高を抑える。(防火規制無しの場合)
(2)構造用LVLなどの高強度エンジニアリングウッドも一部に使い、梁の高さを抑える(準耐火構造が求められる場合)。
(3)バルコニーの設置を工夫する。特殊な金物による補強で高さをかせぐ。
(4)基礎の立上がり高さを抑える事で室内天井高をとる。基礎を地面に沈める事で床下空間が普通で点検に影響は無し。

 

広がりのある室内空間をつくる工夫。抜く。透かす。通す。

限られた容積のなかで、狭く感じられず、広がりのある室内空間をつくる工夫をすることも、私たちが考え抜いているもののひとつです。

(1)階段、廊下もリビングに取り込み、一体とする。温度のバリアフリーも実現することになる。
(2)標準天井高さは2,220mmとする。一般的な天井高よりは若干低い為に室内扉を天井高さ一杯にする。
(3)天井、壁の材料をなるべく揃えることにより、一体感が生まれ、天井の高さが気になりにくくなる。
(4)小さくともなるべく吹き抜けをつくる。
(5)造付け家具を多くすることで、既製品家具に無い奥行きの工夫なども可能となり、キッチンでの動きがスムースになる。

広がりのある室内空間

 

採光、通風に関する工夫

周辺条件が厳しい敷地において快適な室内空間をつくるためには、採光や通風に関する工夫も不可欠です。

(1)天窓を設けて通風、採光を図る。階段、吹抜けなどの上部には開閉式の天窓を使用する事が多い。熱(暖気)の逃げ場所をつくり通風をする。
(2)地窓や高窓も作り対面、上限にも開口を付ければ風が通る。
(3)2階リビングの場合は階段上がり口に引き戸を設けることで、エアコンの冷気を階下におろさない。

採光、通風に関する工夫

 

防火・耐火の工夫

東京町家の建築地のほとんどにおいて防火・耐火の規定があり、他に求められる性能とうまく組み合わせるための工夫にも様々なものがあります。

(1)防火地域でありながら外部でも木の雰囲気が出る工夫を行う。
(2)燃え代設計を使って梁を表す。山長商店は大断面の杉材の出荷が可能。
(3)OMの取り入れ口や排気口において弊社独自の防火対策がある。
(4)バルコニーなどを本体と緑を切る事で普通木材の使用を可能とする工夫。
(5)バルコニーを溶融亜鉛鍍金スチールなどでつくり木を貼る。
(6)木製防火戸を使用する。
(7)鉱物原料のボードを使用することにより不燃と防火を両立させる。

防火と耐火の工夫

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