同じ仕様で、同じ大きさなのに、坪単価が違うのはなぜ?

坪単価の算出方法の違い

実は、坪単価には基準は無く、各社によって算出方法が違います。
ですから、各社が坪単価をどのような算出方法で金額を出しているのか確認する必要があります。

どうやって坪単価を比較するのか?

坪単価の算出には、きちんしたルールはありません。

坪単価を算出する際には、「法延床面積」か「施工床面積」のどちらかが使用されていますが、どれを使うかで坪単価は大きく変わってしまいます。

  • 法延床面積
    ベランダ、小屋裏収納、地下室、一部の車庫、玄関ポーチなどは含まれず、容積率を基本にした建築基準法での算定面積。
  • 施工床面積
    ベランダ、小屋裏収納、地下室、一部の車庫、玄関ポーチなどを含んだ、施工する部分を全て含んだ面積。

では、さっきの2つの工務店の算出方法はどう違っているのでしょう?

算出方法の比較

どちらも建築費2,000万円としたら・・・

A工務店(50万円/坪):屋上やベランダを除いた面積で坪単価を算出(面積では約40坪)
B工務店(33万円/坪):屋上やベランダを含めた面積で坪単価を算出(面積では約60坪)

このように、坪単価は会社によって算出方法が異なります。
ルールが無い以上は安易に坪単価で比較するのは避けましょう。

 

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